7月17日から7月31日までの間に、熱中症による死亡事故が全国で217人となった、という報道がありました。8月も高温が続くようなので、十分に気をつけて下さい。
さて、これからの季節、野外活動を行う際にもう一つ気をつけてもらいたいリスクがあります。スズメバチです。
年によって、被害状況にバラツキはありますが、年間20~30人の方がスズメバチに刺されて死亡しています。
■刺されないようにする。
基本的にこちらから攻撃をしかけない限り、ハチは刺しません。
巣に近づいてしまった。ハチを手ではらってしまった。
など、ハチが攻撃されたと思うような行為をしないようにして下さい。
■刺されたら
できるだけ毒を出して下さい。吸引器(ポイズンリムバー)があれば使って下さい。無い場合には、水で洗い流して下さい。因みに低価格の吸引器は、ほとんど効き目はありません。購入するなら高い価格の方が役立ちます。
頭を刺された場合、吸引器で毒を吸い出すのは至難の技です。水道水を流しながら毒を絞り出して下さい。
薬を塗り、患部を冷やして下さい。
症状によって、人によって効き目のある薬もいろいろです。
患部の腫れや発疹がなければ、普通の虫さされ薬を塗り、腫れや発疹がひどければ、抗ヒスタミンの入った薬を塗って下さい。アレルギー反応をある程度、抑えてくれます。
医者に行く
症状が重い場合、医者に行って下さい。スズメバチに刺された場合には、症状が軽くても医者に行く事をお勧めします。
■備えあれば
ハチに刺されると本当に痛いし、人によっては命にかかわる事にもなります。備えあれば憂いなし。
心構え一つで相当リスクを下げられるので、ぜひ、早めの準備をお願いします。