「へっへへへ、すごいやつに会っちゃったよ。」
とレンジャー部長はパトロールから帰って来たのであった。
「え~っつ、なになになに~!!」
と立ち上がる事務局長なのだった。
birth事務局長はイモ虫、蛾マニアなのだった。
「え~っつ、すごいすごいすっご~い!!かっけ~かっけ~!」
とスイッチがガキンと入ってしまったのだ。
長いタイトルで失礼してしまいましたが、レンジャー部長が撮ってきた写真には
「くもの巣にからまって食べられちゃったアカタテハに擬態している蛾」が写っていたのだ。
もう食べられちゃってるんだもんね~
だから食べられないもんね~
と言っているのであった。
すごい!美しい!巧妙!
上から見るとこんなんです。
事務局長の調べによりトビイロトラガということが分かった。
実は普通に見られる蛾のようで、実はレンジャー部長は去年も写真に撮っていたが、名前を忘れていたのだ。
ここで写真で見えているのは前翅で、後翅が黄色いのでトラガだと思われる。
しかし、こういう巧妙な模様を獲得するのは、一瞬でできるわけない気がする。
だんだんこうなってきたとすると、その途中でダメになって(絶滅)しまわないのか???
進化というのは不思議なものである。
手を一生懸命伸ばしている。
よく見るとお行儀よく前で組んでいるのだ。
「きゃ~かわいい~~!!きゃ~きゃ~!!」
事務局長うるさいのだ。
レンジャー部長:
「しかしこういう素晴らしいデザインを何かに活かせないものか?テントウムシからフォルクスワーゲンみたいに?」
「しかし車にしてもな~」
事務局長:
「買う買う買う~!私ぜったい買っちゃう!!」
レンジャー部長:
「駐車禁止を擬態によって免れるってのはどうかな?」
事務局長:
「きゃ~きゃ~~!!」
だれかスイッチをオフにしてほしいのだ。
うわ!
びっくりしました。
こんな蛾がいるんですかあ・・・。
昆虫の世界は不思議ですねえ。
昨年、シャチホコガのシャッチョコバッテいる姿を見かけ、ぶっ飛びましたが、これはその上を行ってますね。
生物多様性の妙を感じます。
ゴルゴ | 2010年7月26日 11:38
ゴルゴさん、コメントありがとうございます。
シャチホコガのシャッチョコバリね!
それはいいものを見ました。って、シャッチョコバッテないのを見る方が難しいですが。
やはり生物多様性において、こういうデザインとか、イメージの重要性について、もっと言われてもいい気がしています。
匿名 | 2010年7月27日 23:40