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見知らぬ誰かのために

2010年6月20日 /里山民家だより

野山北・六道山公園のボランティアは、安全に対する意識が非常に高く、作業前には、朝礼と準備運動、危険予知活動を行います。危険予知活動は、現場に到着してからも行い、作業の安全を守っています。


こうした日々の安全活動のほか、年に4回、季節に応じた安全管理講習を実施しています。例えば、夏なら熱中症や毒虫に関する講習、秋にはスズメバチに関する講習といった具合です。


これに加え、年に2回、救急法講習も行っています。救急法講習は、理論と実践で構成され、AEDの練習機を使った本格的な講習となっています。

 

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昨日は、本年度、最初の救急法講習が行われました。講師は、野山北・六道山公園ボランティアで応急手当普及員の田中大地さん。

 

100619-0.jpg応急手当普及員というのは、一般の人に救命法を指導する人を増やすために設けられた制度で、消防本部の講習を受ける事で認定される資格です。
因みに、田中さんは、17歳の高校生です。田中さんは自らこの資格を取り、講師として救急法の訓練をしてくれています。

講習会には9歳の少年から70歳代の方まで、幅広い年齢層のボランティアが参加しました。 

 

100619-1.jpg

 

10時から15時という長丁場の講習会にもかかわらず、講義の中では活発に質問が飛び交い、また、実習訓練の時には、本番さながらの救命訓練が行われました。

 

 

 救急法は、心肺停止になってしまった誰かを救う技術です。自分の命を救う技術ではありません。

その事をわかっていながら、熱心に救急法の訓練に取り組むボランティア。


愛する家族のために
そして見知らぬ誰かのために。

改めて、ボランティアスピリットを学ばせて頂きました。

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