今日は暑い日でしたね。
暑くて、暑くてクラクラしてしまいました。
暑い、と言えば、ワールドカップ。
日本とカメルーン戦も熱かったのですが、昨夜のスイスVSスペイン戦は凄かった!
今日、スイスは、職場でも学校でも家庭でも、昨日のスペイン戦の話題一色だったそうです。
さて、あまりヒートアップしていると疲れてしまいます。夕涼みに八国山を散歩してきました。
すると道ばたに大きなビワの木を見つけました。
もう少しで熟しそうです。
子供の頃は、家の近くの何処に、どんな木の実があり、いつ頃食べられるか,全て頭に入っていました。
ちょうど今頃は、野口屋の裏庭にある「クワの実」。
その後は、石川さんの家の庭にある「ビワ」。
夏休みには豆腐屋の横にある「グミ」。
秋は校庭の「ざくろ」。
そして水道道路脇の「カキ」。
誰の所有なのかなんて子供には関係ありません。
季節の味覚を味わうために、果敢に木に登りました。
実を取るために木に登るのは、危険な事でした。木から落ちる危険ではなく、木の持ち主に見つかった場合に逃げ道がないからです。ですから、収穫する際には、必ず見張りをつけていました。
と言っても、考えてみれば、木の実を取っていて大人から怒られた事は一度もありませんでした。近所の大人たちは、子供たちには寛容だったからだと思います。
さて、写真のビワ。
私の見立てだと、種ばっかりで美味しくないと思います。子供の頃も、この手のビワは狙いませんでした。大人に怒られるリスクを冒してまで、取る価値はないと判断していたからです。
でも、今は、無性に食べたい気分です。
味を求めているわけではなく、想い出を求めているからだと思います。
一緒にビワを取った幼馴染は、早く旅立ってしまいました。
ビワの木があった石川さんのお母さんは、高齢ながらお元気です。
考えてみれば、良い時代に、良い地域で育てられたものです。
ビワの実が、忘れていた昔の事を思い出させてくれました。