うつろい
2010年5月26日 /レンジャーの自然情報
ここ数日、夏を思わせるような天候が続いています。
ついこの間まで春だったのに、季節の移り変わりに着いていくのがやっとです。
カタクリなど、早春を彩った植物たちはすっかり姿を消し、アジサイの花芽が大きく膨らんでいます。
ヤマツツジ、ミズキなどの花もいつの間には終わり、代かきを待つ田んぼでは、シュレーゲルアオガエルの鳴き声が響いています。
この時期、山の中を歩いてると、白い花弁がたくさん落ちている光景に出くわします。
花びらの正体は、エゴです。エゴは、春と梅雨の間に咲く、白い花で、こずえに沢山の花を咲かせます。
さて、この「エゴ」という名前。
三鷹市のコミュニティガーデン2
2010年5月25日 /みどりの市民協働
東京の三鷹市では、住宅地の中の小さなスペースを
利用したコミュニティガーデンづくりが行われています。
NPO法人 花と緑のまち三鷹創造協会が主催し、
NPO birthとNPO法人 Green Worksが協力しています。
さて、前回の植え付け作業から約1ヶ月が経ちました。
植えつけたお花はしっかりと根付いて順調に花を咲かせ、
入り口の看板にはポスターやご案内が貼られています。
また、新たに芝生を張りましたが、こちらは養生中のため、
ロープの柵を張りました。
今回の作業は、前回植えたお花の名札付けと、ベンチのペンキ塗りです。
造園学会全国大会
2010年5月24日 /事務局だより
今日、名古屋で開催されている造園学会全国大会の分科会に出席するため名古屋に来ています。名古屋は、愛知万博に出展した2005年以来です。名古屋駅前の大名古屋ビル'ヂ'ング、懐かしいですね~。
大会では、クオリティライフの構築に向けたパークマネジメントプランの意味と役割http://www.landscapearchitecture.or.jp/dd.aspx?itemid=1904&efromid=0#moduleid1284 という分科会で、野山北・六道山公園での取り組みをプレゼンさせて頂きます。
すごい先生達が多数参加されており、午前中の打ち合わせからドキドキワクワクしてしまいました!
さて、いよいよ分科会が始まりました。
ご報告は後日しま~す。
ミステリー・サークル
2010年5月23日 /レンジャーの自然情報
今日、狭山公園内で、ミステリー・サークルが出現しました。
ミステリー・サークルは、公園の中央部の草原の中にあり、植物が円を描いています。
インターネット辞書によれば、「ミステリー・サークルは、英国を中心に世界中で報告されている、穀物が円形(サークル形)に倒される現象、あるいは、その倒された跡。円が複数組み合わされた形状や、さらに複雑な形状のものもある。1980年代に謎の現象として注目され、宇宙人説をはじめとする様々な原因仮説が示された。1990年代に入ってからは、製作者自身による告白や、超常現象懐疑派による検証が進み、人為的なものと考えられている。」
とあります。
ほとんどのミステリー・サークルは人為的に作られたもの、と言われていますが、狭山公園のミステリー・サークルは、正真正銘の天然ものです。
ビッグな発見となりました。
老いてなお
2010年5月22日 /レンジャーの自然情報
公園内を歩いていると、むき出しになった地面にハハコグサが咲いていました。
小さな黄色い花を、白い綿毛のついた葉っぱが優しく包み込んでいます。
この様子を、母子に見たててつけたので「ハハコグサ」だそうです。
ハハコグサは、ペンペン草(ナズナ)、猫じゃらし(エノコログサ)、タンポポ、オオバコに並び、身近な植物の代表格です。わたしも小さな時からこの花の名前は知っていました。他の草と違って、葉っぱが可愛くフワフワしており、また、ハハコグサという名前も覚えやすかったからだと思います。
さて、ハハコグサの花言葉を知っていますか?
来る!「幸運の使者」
2010年5月21日 /事務局だより
今日は暑かったですね。
東京でも真夏のようでした。
と言っても風はさわやか。
こんな夏だったらいいのに。
今日は、午後から事務所で書類整理をしていました。
こんな日に、書類整理など地味でつまらない仕事をしていると、それだけで損した気分になります。せめて初夏の風を部屋一杯にと思い、窓を全開にして仕事をしていると何者かの気配。
黒い影が目の前を横切りました。
「あれ!」
部屋を見回すと...。
根性松徒然
2010年5月21日 /レンジャーの自然情報
「根性」「松」と言って連想する事は?
「浪花節」「国松様のお通りだい」etc
(※作者注:若い世代には分からないと思います。)
「根性松」って言うと、なんとなく和風のど根性がらみの物語をイメージしませんか?
いきなり意味不明で済みません。
「根性松」というのは、ずばり↓これのことです。
白い頭巾のお坊さん
2010年5月20日 /レンジャーの自然情報
1571年9月30日、日本仏教の根本と言われる比叡山延暦寺は、織田信長の軍勢により攻め落とされた。信長軍は、逃げまどう僧侶、子供を手当たり次第に惨殺し、建物はすべて焼き払った。攻め来る信長軍に対し、延暦寺の山法師も抵抗したが、奮戦むなしく戦火に散った。
風景の骨
2010年5月16日 /レンジャーの自然情報
1830年、ベルギーのエンギスで、ホモサピエンスとは形状の異なる人類の骨が発見された。しかし、その正体は不明のままだった。
1856年、ドイツのネアンデル谷で再びホモサピエンスとは異なる形状の人類の骨が見つかった。この骨は、エンギスで発見された骨と形状が似通っていた。
これがネアンデルタール人である。
地元で教員をしていたヨハン・カール・フールロットは、この骨の研究に没頭した。深まる謎。フールロットは、骨を見つめては、この骨の主人がどこから来て、どんな風景の中で、どのような暮らしをしていたのかを想像した。
鳴かぬなら
2010年5月16日 /四季おりおり
やっと来ましたホトトギス。
今朝、野山北・六道山公園の上空をけたたましく鳴きながら飛んでいました。
これでカツオが食べられる。
さあ、カツオを買いに「魚屋に行こう」
タデ喰う虫
2010年5月15日 /里山民家だより
人の嗜好・好みもさまざまでして。
一般的に女性は、「蛾」などを見ると、「キャー」と言って気持ち悪がる傾向があるようですが、NPO birthの女性スタッフ(一部)は、「キャー、可愛い~」となります。
事務局長の佐藤は、蛾やイモムシ、毛虫の類が大好きですし、礒脇さんも蝶のイモムシを可愛いと言います。
「どこが?」
と思うのですが、まっ、人の感覚もそれぞれなのでしょう。
日本公園緑地全国大会レポートⅠ
2010年5月14日 /事務局だより
長野県大町市で行われている日本公園緑地全国大会に来ています。
初日はパネリストとして野山北・六道山公園の事例発表をしました。
二日目は国営アルプスあづみの公園を視察します。
今回講演されたNHKエンタープライズの下田大樹さんのお話にはワクワクさせられました。
ハルゼミの行く末
2010年5月13日 /レンジャーの自然情報
昼過ぎには20℃あった気温は、どんどん下がっていき午後3時には13℃まで落ちました。今日、午前中、武蔵村山市では、ハルゼミの初鳴きが確認されました。
例年だと、ゴールデンウィーク中がピークなので、今年は10日~14日遅れです。
4月の低温がハルゼミの羽化を遅らせたのだと思います。
人生観を変える!
2010年5月12日 /みどりの国際交流
今年2月、サンフランシスコのNPOボランティア体験研修から帰ってきたスタッフに、
「また、行ってみたい?」と尋ねると、
「明日にでも!」
という答えが返ってきました。
「明日は・・・無理 (^_^;)、だけど、また、行かせるよ」
ニュージーランドのガーデンシティー 2
2010年5月11日 /研修報告
ニュージーランドのご報告、第二回です。
前回もお伝えしたハグレーパーク、その中を流れるエイボン川です。多くの人が利用する都会の真ん中の公園。
しかしこの写真を見て何か変だと思いませんか?
変と言いますか、僕は個人的にものすごく羨ましい。なぜこれが日本の都市公園でできないの?と思ってしまう。
西施の色気
2010年5月10日 /里山民家だより
2週間ほど前のこと。
里山民家に初老の男性が訪れ、質問をされました。
「裏の広場に生えている木のことだけど、ぜんぜん葉っぱも出ないし、斜めになっちゃっているし、枯れちゃっているのかなぁ?」
「枯れているわけではないのです。ただ、葉っぱが出るのが遅い木なんですよ。それに、この木は真っすぐ生えず、斜めに生えるんです。」
そう説明すると、その男性は、「ほぉ~、木にもいろいろあるんだねぇ~。俺も奥手のだったからなぁ~」と笑いながら立ち去っていきました。
さて、この木はなんの木でしょうか?
奇跡的な美しさと、偶然の出会い
2010年5月 9日 /レンジャーの自然情報
ここ数日の暖かさで、足踏みしていた季節が一挙に動きはじめました。
雑木林のみどりは深みを増し、ミズキやガマズミ、オトコヨウゾメの白い花が盛りを迎えています。
寒くもなく、暑くもなく、さわやかな風が吹く雑木林の中を歩くのは、本当に気持ちが良いものです。
さて、今日は、雑木林の中で、とても素敵な光景に出会いました。
ヤマザクラ救出PJ
2010年5月 8日 /里山民家だより
今年の3月。
雑木林の中で一本のヤマザクラが倒れました。
4月に入り、なんとそのサクラの幹から枝が伸び、葉っぱが出てきました。
その姿を見てしまったボランティアさん達。
ヤマザクラ救出PJに乗り出しました。