夕方、八国山緑地を散歩してきました。
明日からまた雨だというので、さくらの見納めのつもりで行ってきました。
ソメイヨシノは、葉桜になっていましたが、遅咲きのヤマザクラが萌黄色の雑木林を飾っていました。
線路の向こうに見えるヤマは、八国山緑地です。
となりのトトロの中では、七国山として登場しています。
なぜ、八国山と名付けられたかというと、昔は、このヤマから八つの国が見えたからだそうです。
八国山の東端には、将軍塚と呼ばれる石碑が建っています。言い伝えによれば、鎌倉時代の武将「新田義貞」がこの地に陣を張った場所と伝承されています。
八国山の尾根は、東京都と埼玉県の境になっています。
埼玉県側の斜面は、かなり住宅地化され、東京都側が公園緑地として守られました。
もし、東京都側も住宅地化されていたら、八国山自体が伝説のヤマとなっていたことでしょう。
ヤマの中腹の斜面に、サクラの木がありました。
ヤマザクラのような形の八重なので、大島八重?でしょうか。
狭山丘陵の中でも、立ち姿が美しいサクラの一つです。
明日からまた冷え込むようです。
この冷え込みが終われば、新緑の季節です。
春の足音が遠ざかっていくようです。