20日(土)、東村山市にある北山公園のしょうちゃん池で
かいぼり(池干し)が行われました。
(主催:東村山市,協力団体:北川かっぱの会)
ブラックバスなどが増えて小魚が減ってしまった、とのことで
外来生物を駆除するのが目的です。
地元の小さな子どもや中学生から
魚類調査のベテランの方まで集まり、
網を片手にみんなで一斉に魚を追いかけます。
子どもはすぐに泥だらけです。
大きなコイから、ギンブナ、オイカワ、クチボソ、
ミシシッピアカミミガメ、ウシガエル、トンボのヤゴなどなど
実にさまざまな生きものが見つかります。
記録を取った後、在来のものはすぐに逃がし、
外来生物は駆除していきますが、
肝心のブラックバスが捕まりません。
一体どこにいるの?
結局、この日はブラックバスは全く捕れませんでした。
水を抜き始めた2日前に大型の個体が3尾捕まっただけで、
どうやら繁殖はしていなかったようです。
繁殖して増えてしまう前に駆除できたので
良かったと思います。
また、アカミミガメやウシガエルは泥の中に潜ってしまい、
思っていたほど捕まえられませんでした。
かいぼりでは駆除が難しいことを実感しました。
驚いたのはクチボソの稚魚の数。
捕っても捕っても捕りきれないほど無数にいて、
小魚が健在であることが確認できました。
これから池本来の生態系が戻り、
在来の生きものがまた増えることを願っています。