アカガエルたちが鳴いています。去年は1月のうちから鳴いたので、
今年も早いかと思っていましたが、気温だけでなく、雨も大事なよう
で、結局は例年並みか遅いくらい。
里山の池に降りてきたのはヤマアカガエルとニホンアカガエル。
子犬のような声で鳴き、ばしゃばしゃと泳ぎ回っては大騒ぎす
るヤマアカガエルに対して、ニホンアカガエルは鳴き声も渋く、
くぐもったかんじで、グッググ、グッググ...
この個体はほっぺたもあまり膨らまさず、鳴いているのは、水
の波紋でわかるかんじ。ヤマアカはすぐ逃げちゃうけど、ニホン
アカは近づいても平気。
ちょっと見たかんじではなかなか見分けが難しい2種ですが、
性格や動きを見ていくと、やっぱりかなり違うかも。山で出会っ
た時も、ぴょんぴょん飛び回るかんじのヤマアカに対し、ニホン
アカは、意を決したようにびよーーんと飛ぶ。なんとなく呼吸が
違う。
ところでこの池は、3年前にビオトープとして作ったもの。あれ
から劇的に増えているので、カエルの数は、天敵にやられて
しまうことよりも、生息環境が大事な気がします。卵を産む場
所がなければ、ちょっとした水たまりとかにも産んでしまう。
でも、もしこれ以上増えたら、ヘビの数が増えたり、タヌキが
味を覚えたりして、こんどは天敵で調整されていくのかもしれ
ませんが。
やっぱり日本の里山風景には、カエルがとってもよく似合う!