3月6日(土)。
サンフランシスコ研修も10日目となりました。
土曜日は、各地でファーマーズマーケットが
開催されており、BerkeleyのとなりOaklandの
ファーマーズマーケットでボランティア体験に挑戦します。
今回、私たちを受け入れてくれた団体は、
アフリカ系の人々に対する
政治的抑圧や教育の欠如、経済格差など、
彼らの社会的な権利を守るため、
アメリカのみならず世界中で
活動を繰り広げているNPOです。
ファーマーズマーケットでは、
出店を開いて朝食を販売していますが、
材料の運搬から準備、調理、販売まで
すべてボランティアの手によって行われています。
また、継続的にブースを開くことで、
資金調達だけでなく、活動をより多くの市民に
知ってもらう機会にもなっています。
ブースに着くと、早速、ボランティアスタッフから
活動の目的、特に、現在取り組んでいる
商業用キッチンとレコーディングスタジオの建設
について、説明を受けました。
これは、アフリカ系の人々のビジネス起ち上げの場に、
さらに彼らの文化の発信の場になることを願って
進められているプロジェクトで、
キッチンは資金が集まって今年の6月には
オープン予定だそうです。
私たちも、一人でも多くの方に朝食を販売し、
活動を広報し、寄付金を集められるよう、
一致団結して準備に取り掛かります。
販売メニューは、オムレツとポテト。
具の準備、オムレツ・ポテトの調理、接客と
役割分担を決め、作業開始です。
始めは慣れない作業も徐々に手際良くなり、
混雑時もチームワークを発揮してこなしていきます。
慣れてくると寄付金の呼びかけにも力が入り、
ほぼ目標額を集めることができました。
2時頃には販売を終了して、後片付を手伝い、
無事に本日の作業を終えました。
最後に全員でふりかえりを行い、
ボランティアスタッフからはたくさんの
メッセージをいただきました。
アフリカ系の人々の社会格差の問題は、
いろいろなものが複雑に絡み合っており、
チャリティー活動だけでなく、
世界が協力して団結して未来を
つくっていかなければならない。
日本から来たボランティアが一日でも
活動するおかげで、周りからたくさんの
注目を受け、アジアにも活動が
広がっていること証明することができる。
Oaklandのコミュニティに影響を与え、
国際的なつながりがまた広がっていく。
ボランティアは大きな団体でやらないと
意味がないという人がいるが、それは違う。
今日のような、一日限りの活動であっても、
一歩の前進があった。
みんなで声をあげていく
'Grass Roots(草の根)'活動が大事なんだ。
自分のしていることに自身を持ち、
みんなが一緒になることを想像しよう。
こうして、ふりかえりを行っている間にも、
近くを通った高校生の女の子と母親が
関心を持って声をかけてきてくれました。
自分を信じ、
自分のできることをする。
たった一日の活動でも、
確実につながりは広がっていく。
そして、
'Grass Roots(草の根)'活動は、
地域から世界に広がり、
社会全体を変えていく...。
一緒にボランティアを体験できたからこそ
心にガツンと響く言葉があります。
また勇気をもらいました。
Thank you!
ガツン!
心が洗われました。
とても心地良いメッセージですね。
研修も残りわずかですが、いい出会いを!
foxtail | 2010年3月 9日 20:50