里山民家のある武蔵村山市岸では、毎年2月11日に稲荷講が行われています。
何をするかと言えば、
一族が集まり、
焚火をしてメザシを焼いて食べ、
その後は、飲み食いをするという祭事です。
この行事に無くてはならないのが下の写真の「のぼり」。
田んぼの会の吉村家には、なんと「のぼり」が十本もあるそうです。
因みに、この日、子供たちは、子供同士で集まり、やはり焚火をするそうです。
また、近隣の家々を回り、おこずかいをもらい、集まったお金で食べ物を買い、
それを子供の中の大将が、みんなに分け与えるそうです。
岸の結束力は、子供の頃から養われているのですね。
では、稲荷講とはなんぞや?
諸説あるみたいですが、通説となっているのは、「京都市伏見(ふしみ)区にある稲荷神社などに対する信仰から結ばれている講だそうで、稲荷の作神的性格から農耕神としてはもちろんのこと、豊漁を願う漁業の神、商業の神、ひいては鍛冶(かじ)の神として広く全国的に普及している。」(yahoo百科事典)
つまり、豊作などを願い、家族や地域の人々が集まり、のぼりを立て、焚火をしてメザシなどを食する行事?だと思います。
いいですよね!
たき火で焼いた「メザシ」
めちゃ美味いそうです。
残しておきたい日本の文化です。