2月の声を聞くと、冬の里山に春の兆しが表れています。
暖かい日と、寒い日が交互に訪れ、春雨が大地を潤すと、
眠っていた草木が目をさまし、里山を春色に染めていきます。
この頃、夜に暖かい雨が降ります。
しぶきのような夜の俄雨です。
里山では、この雨が引き金になってヤマアカガエルがいっせいに産卵を始めます。
湿地の水たまり、田んぼの中に、たくさんのヤマアカガエルが集まって春の唄を謳い、
メスを巡って闘い、やがて産卵をします。
今夜あたり、雨が降ると、カエルたちのお祭りがはじまります。