今日は、東京でも雪が積もりました。
こんなに積もったのは3年ぶりです。
公園スタッフは、雪害がないか、朝から園内を点検していました。
すると、早朝の里山で、民家の雪化粧を撮影して人を見つけました。
「熱心な人だなぁ~」
あっ!
「どうしてあなたがここにいるの?」
写真を撮っているのは、レンジャーのAさんでした。
彼は、今日、休日のはず。
それに、ちょっとしたアクシデントに巻き込まれ、無理をできない体のはず・・・。
実を言うと、彼の行動は予測していました。
雪が降って、彼が公園に来ないはずがない。
ただ、あの体だからなぁ~。
前日の内に、「来ちゃダメ」とメールを打って釘を刺しておこうとも考えたのですが、
言うことを聞いてくれる人でもないし、
彼のそういう熱意が公園を支えているわけだし、
思い止まりました。
そして今朝、予測通りに彼は、公園に一番乗りし、重い一眼レフ3台に、重いレンズを取り付けて、園内を撮影していました。
それも昨夜の内に、車のタイヤをスタッドレスに履き替えていたそうです。
無駄だと思いつつも、
「あのねぇ~、無理しないでよ」
Aさん:「うん、でも3年ぶりの雪だから」
「雪でも、ダメです。」
Aさん:「いい写真撮れたから」
「・・・。」
会話にならない会話が行われました。
雪化粧の里山を撮りたい。
きれいな写真をお客さんに見せてあげたい。
彼を動かしているのは、それだけ。
やれやれです。