公園の最先端コンセプト「Healthy」

「Healthy Parks Healthy People 国際会議　2010」

今年4月、オーストラリア・メルボルンで、公園と地域社会についての国際会議が開かれます。

この会議に先立って、Parks Victoria 公園課部長のNeil McCarthy氏が来日し、国際会議について紹介するセミナーが開催されました。

この会議のコンセプトは、「Healthy」。

健康な公園？健康な人々？？？？

どういうこった？

※写真はNeil McCarthyさん。

なぜか、birthの手ぬぐいかぶっています？？

「Healthy」を日本語に訳すと、「健康」ですが、健康的という意味だけでなく、文化的であったり、サステイナブルであったり、とても広い意味を持っているそうです。

そして、今この言葉が世界中で注目されているそうです。

「Healthy」は、たぶん「健全」と訳せば、良いのだと思います。

人間の暮らしにも、自然生態系にとっても健全な空間が、不可欠であり、その空間として公園緑地を位置づけて直していこう、という主張です。

欧米やシンガポールやマレーシアなどのアジア諸国では、すでにこのコンセプトが定着し、政府や自治体が体制を整備しているそうです。

しかし、日本はまだまだ立ち遅れているそうです。

環境問題や都市問題が人類の生存を脅かす状況の中、公園緑地は、単に都市生活に憩いを与える場としての機能だけではなく、もっと広い意味での社会的位置づけと役割が期待されているのでしょう。

次なる時代の公園コンセプトは、「Healthy」。

興味のある方は、こちらから