9日、10日、11日と、狭山丘陵にある公園では、多くのイベントが行われました。
野山北・六道山公園
●今年初のボランティア活動
●中川重年さんを講師にお招きしての大自然塾
●岸まゆ玉保存会&公園ボラによるまゆ玉づくり
狭山公園
●地域や市民団体との狭山公園懇談会
上の写真は、まゆ玉づくりの様子です。
里山てんこ盛りの三連休でした。
その1 野山ボランティア「出初め」
9日(土)は、里山民家に多くのボランティアさんが集いました。
新年はじめての活動日だという事もあり、雑木林や畑ボランティアを中心に40名ほどのボランティアさんが集まりました。
みんなの顔を見るとなぜか「ほっと」します。
みなさん、新年早々、とってもモチベーションが高く、今年はあれをやりたい、これをやりたいと、もうやりたいことだらけ。
このボランティアスピリッツが野山北・六道山公園を支えている。
素晴らしい人たちの集まりなんです。
ボランティアさんに会って、わたしの心の中にもふつふつとエネルギーが湧いてきました。
丁度、この日、佐藤事務局長が読売新聞に載ったこともあり、話題につきない新春里山デーとなりました。
その2 park for community
当日、狭山公園では、公園で活動する市民団体や地域の自治会のみなさんが集まって「狭山公園懇談会」を開催しました。
堰堤工事が終わり、リニューアルした狭山公園を今後、どのようにしていったら良いのかを、みんなで話し合いました。午前中は、狭山公園を散策し、午後は、ワークショップを行いました。
みなさん、それぞれに狭山公園を大切に思っており、とても良い意見がたくさん集まりました。ひとりひとりの意見が慈愛に満ち、暖かい。
「そうだよな。狭山公園は、こうしたひとりひとりに支えられているんだよな。」
改めて再認識させて頂きました。
今後は、こうした会議を年に数度設け、地域や市民のみなさんと共に狭山公園を育てて行きたいです。
狭山公園から新しいコミュニティが生まれる、そんな予感を感じさせる素敵な集まりでした。
その3 森林文化の大御所現る!
10日(日)は、大自然塾に中川重年さんが講師として来てくれました。
森林の一筋、うん十年。森林に関する深い深いお話しに、参加者一同大満足!森林を見る目、樹木を見る目、森林と社会をつなげる目が養われた一日でした。
アルプホルンの実演や葛粉づくりなども行われ、森林文化が漂う1日でした。
その4 長野修平の里山スローライフ
11日(月)は、里山民家でイベントてんこ盛りでした。
里山スローライフでは、長野修平さんがシュロを使ったホウキづくりを行いました。山からシュロを切り出し、木のまわりのポワポワしている繊維を引きはがし、ホウキにしました。柄の部分も山から拾ってきた木の枝で作りました。
枝の曲がり具合がとても個性的で、おしゃれ。
世界で一つだけのホウキが出来上がりました。
その5 まゆ玉づくり
里山民家では、まゆ玉づくりも行われました。里山民家がある岸地区には、「まゆ玉保存会」があります。岸の歴史は古く、江戸時代から続く伝統的な地域であり、たくさんの習慣が今も引き継がれています。まゆ玉づくりもその一つであり、「まゆ玉保存会」のみなさんと、公園ボランティアのみなさんが協力し合い、まゆ玉づくりを行いました。まゆ玉を刺す木は、裏山から切り出し、まゆ玉は、裏田んぼでとれた米で作りました。
まゆ玉づくりは、かって養蚕が盛んであった頃、日本全国で行われていました。しかし、最近は、その習慣もだいぶ薄れてきてしまいました。
里山民家を訪れる年配の方々は、まゆ玉を見ては、懐かしいふるさとの事を思い出しています。
という訳で、今年も正月からモーダッシュのNPO birthでした。