Staff Interview
スタッフインタビュー
パークレンジャー
Horiuchi Hiroki
2023
自然博物館 ネイチャーガイド職員
子どものころから生きものが好きで、キャンプに連れていってもらうなど、自然に触れる環境にいました。大学では生物を学び、卒業後は家電量販店でカメラの販売の仕事をしました。カメラが趣味で、人と話をする接客の仕事も好きでしたが、やはり自然と触れていたい想いから、自然博物館のネイチャーガイドに転職しました。そこでは、都心に住む子どもたちを案内することが多く、コミュニケーションを取っていく中で、自然に触れる機会が少ないことを実感し、東京の子どもたちに環境教育ができればと思い、NPO birthを見つけました。
パークレンジャーとして公園内で環境教育を行っていますが、レンジャープログラムに参加してくれた方が、自然に触れ、笑顔になっているのを見ると、とても嬉しく思いやりがいを感じます。子どもたちの参加が多く、思いっきり自然を楽しんでくれています。小さい子と大人が参加するときは、言葉選びなどを意識して、どの世代にもわかりやすく楽しんでもらえるよう意識しています。また、時期ごとで見られる生きものや体験できるコンテンツを探して下見をして、季節ごとに楽しめるプログラムを考えています。
多くの方に自然との接点を増やしていきたいので、レンジャープログラムを充実させたいと思っています。狭山公園では、年間を通した保全活動を体験するキッズレンジャープログラムがありますが、野山北・六道山公園でも保全活動が体験できるプログラムができないかと考えています。パークレンジャーとして⼤切にしていきたいのは、体験を通して⽣きものを知ってもらうことがポイントだと思っています。⽣きもののただ単に⾔葉で解説をするだけでなく、実際に触れたり、匂いを嗅いだり、五感を使い、私たちの生活にも絡めて考えてもらえるような案内で、自然をより身近に感じてもらえるプログラムを目指していきたいと思います。
車で出かけ、趣味のカメラで自然の写真を撮っています。次の日が休日のときは、夜に星を見に行ったりもします。リフレッシュできるとても有意義な時間です。
⼈と⾃然をつなぐ仕事なので、⼈が好き、⾃然が好きでなければ難しい仕事ですが、その気持ちがあれば⽣物の詳しい知識はしぜんと⾝についてくると思っています。レンジャープログラムを通して、生きものが好きな気持ちが参加したみなさんに伝わると、みなさんの自然への関心が高まっていくのを実感します。自然を守る仲間を増やすため、ぜひ一緒に人と自然の輪を広げていきましょう!