地域の生きものが憩う神社のビオトープ
2020.9.15
活動レポート自然情報
西東京市の田無神社の敷地内に、龍神池という幅4メートルほどの小さなビオトープ池があります。私たちは2019年からこのビオトープ池の管理を引き受けています。この龍神池は、宮司さんの「神社の中に、子どもたちが生きものとふれあえる場所を作りたい」という思いで、一から造られたビオトープ池です。私たちは計画段階から携わっており、トンボやカエルが集まってきてくれるように考えて、池の構造や素材を工夫しました。そして、地元の工務店や造園会社と協力して2018年に完成しました。
完成から2年が経ち、クロスジギンヤンマやクロイトトンボなどが周辺から飛んできて卵を産んでいます。池底には地域の農家さんから譲り受けた土が敷かれており、地元産の水草が芽を出しています。中にはシャジクモという希少な藻の仲間も!また、池には極めて希少な東京都産のミナミメダカを導入しており、当初数匹程度だったこのメダカも、今では100匹以上に増えています。
ぜひ、龍神池の生きものを観察しに来てください。
アクセス→http://www.tanashijinja.or.jp/biotope/
http://tanashijinja.or.jp/access.html(田無神社HPより)
8月に龍神池の夏の生物調査を行いました。調査の結果はこちらをご覧ください。→龍神池 NEWS ~2020 盛夏号~(PDF:916 KB)
NPO birth 自然環境マネジメント部 舟木匡志
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