東京都でナラ枯れ被害が拡大しています!
2020.9.4
活動レポート自然情報
都内の公園を中心に、突如、公園の木が枯れてしまう現象が増えています。
通常の紅葉とは違い、他の木々が青々としている中で急に枯れるので、非常に目立ちます。
現在、NPO birthに寄せられているのは、武蔵村山市、東大和市、東村山市、小平市、府中市、三鷹市、武蔵野市、小金井市、八王子市などからの情報です。
枯れた木を見ると、コナラ、クヌギ、シラカシ、スダジイ、クリなど、どんぐりの実る木ばかり。これはナラ枯れ病という、樹木がかかる病気です。カビの1種である「ナラ菌」と、それを運ぶ「カシノナガキクイムシ」という昆虫によって引き起こされます。
これまで、ナラ枯れ病は東京ではほとんど見つかっていませんでしたが、今年になって急拡大しているようです。
つい先日、私たちが管理する都立公園の3ヶ所でこの「カシノナガキクイムシ」が捕獲されました。今後、都内で被害が拡大していくことが予想されますので注意が必要です。
NPO birthでは現在、東京都内のナラ枯れ被害を調べています。
情報がありましたら、ホームページの問い合わせ欄からお知らせ下さい。
NPO birth自然環境マネジメント部
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特集:ナラ枯れ被害が拡大しています!ナラ枯れとは?その原因は?対策はあるのか?(2020.9.5掲載)
【解説動画】
Did you know that the Oak trees in Tokyo are in big trouble?(東京都近辺で発生しているナラの木の病気の事を知っている?)
ナラ枯れを引き起こす原因について、パークレンジャー木村成美が解説します。 本動画は都立野川公園近隣の外国語学校の生徒を対象に制作しました。
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